今週の「不妊治療」ニュース

本記事では、不妊治療を行っている夫婦にぜひ読んで欲しいニュースをセレクト。暗中模索になりがちな不妊治療に少しでもためになるニュースをまとめて届けます。

News1

3度の流産を超えて。49歳の不妊治療のリアル 

https://babymo.akahoshi.net/articles/detail/29901

女優の小松みゆきさんが超高齢出産をしたニュースが話題になっています。

39歳で結婚し、41歳から自己流タイミング法を開始したものの、なかなか思うような結果がでなかった小松さんはいかにして妊娠→出産へと至ったのでしょうか。

「40代の妊活・不妊治療は時間との闘い」と語る小松さんのリアルな不妊治療の話は一読の価値があります。

顕微授精の移植10回以上、流産3回を経るなど、壮絶ともいえる不妊治療を行っています。

そんな小松さんが出会ったのはPGT-Aという検査です。

PGT-Aとは体外受精で得られた胚の細胞の一部をとり出して、染色体の数に異常がないと思われる胚を子宮に戻すものです。

①流産を2回以上くり返している、

②2回以上体外受精をしても妊娠しなかった、

③夫婦いずれかに染色体の形の異常がある、

という3つのケースに認められるという方針が、日本産科婦人科学会により発表されています。

News2

不妊治療に必要なのは「職場環境」 現役医師の声

https://medical.jiji.com/topics/2416

2022年度から保険適用化が予定されている不妊治療。

経済的負担が減少することから、治療に取り組む夫婦の増加が見込まれています。

ですが、単に経済的負担が減少するだけでは不十分であると指摘するのが本記事です。

東大医学部・原田美由紀准教授は「不妊治療が受けやすい社会的環境、特に職場での理解が進まないと、希望しても治療を断念するケースも出てくる」と指摘しています。

現場での経験から、原田准教授は「仕事との両立が課題になると思います。実際に両立が難しく、不妊治療を断念したり、仕事を辞めたりするケースはこれまでもあり、決して珍しくありません」と指摘します。

その理由として、「身体的負担があること」や「不妊治療の実態が知られていないこと」をあげています。

原田准教授は厚生労働省のサイトで公開されている、職場向けのマニュアルやハンドブックなどによる周知を促しています。

※厚生労働省のハンドブックはこちら(PDF)

https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30l.pdf

News3

厚生労働省のハンドブックには何が書かれている?

本記事では厚生労働省のハンドブックの概要を説明していきましょう。

このハンドブックは不妊治療を受けている夫婦というよりも、その夫婦が勤務する事業者や会社の上司に向けてといった色合いが強いです。もし、会社に説明する際には、このハンドブックを持って説明・説得にあたりましょう。

厚生労働省の調査によると仕事と不妊治療が両立できない人は34%にものぼると発表しています。

その理由として「精神面の負担が大きい」「通院回数が多い」「体調・体力面で負担が大きい」などがあげられています。

一方、不妊治療を行っている従業員が受けられる支援制度などの実施割合は約3割にとどまっているのが現状です。

そこで同僚編・上司編に分かれて、職場でどのような対策を講じるべきか説明をしています。

不妊治療カードというものも存在しています。これから不妊治療を始めるご夫婦はぜひ一度目を通した方がよいでしょう。